"今年は色々なことが起こる1年間だった。 パンデミックが起こり、父が亡くなり、入籍もした。\n事実関係の確認と残った手続きが済むまでほとんど誰にも言っていなかったが、 今年の出来事は年内に整理しておきたいのでしたためる。\n— 1 — 国内でも急激にコロナウイルスが流行し始めていた今年の4月、疎遠だった父が急死したらしいという連絡を受けた。 「らしい」というのは、母→祖母→叔父、という伝言だったからだ。\n僕と父は、上記のような迂遠な経路で話が伝わってくる程度には疎遠だ。メールアドレスは知っているが、具体的に東京のどこに誰と住んでいるのかは知らない。叔父の連絡先も分からない。しかも具合が悪いとか、死にそうであるとかという話ではなく、一足飛びに死んだかもしれないという話なのだ。\n「本当に死んだならすぐに葬式の話が来るだろう。」\n母と電話口でそう話したものの手の震えが止まらず、当惑した僕をまだ入籍する前の妻が気付かってくれた。\nその後、一向に葬式の連絡はなく2週間が過ぎた。忌引休暇を使いきりGWに入ってもう5月になるだろうという時期に、ようやく叔父と連絡がついて詳しい事情を聞くことができた。\n風邪のような症状で休んでいた父は、自宅で亡くなっていたという。 検死とPCR検査も行われ、結果が出るまで1週間程度かかったらしい。 コロナウイルスに感染していたことが分かり、葬儀はせずにもう焼かれていることも聞いた。\n— 2 — 自宅療養していた父はどんな気持ちで逝ったのだろうということを考える。\n僕は昔、海水浴で溺れかけたことがある。3・4メートルの深さの海底に潜る途中で水を吸ってしまったのだ。一歩間違えれば死ぬかもしれないという意識へ急激に切り替わり、水面まで戻ることを最優先にした。結果、鼻がツンとするくらいでどうということは無かったものの、僕の中では死を意識した瞬間としてよく覚えている。\n父も、最初はなんということもなく休んでいたのだと思う。\nコロナウイルスの症状は重症化する場合急激に悪化すると言われている。日常と非常事態の境目を越えたときの恐怖と絶望感を想像すると、いかに疎遠だったとはいえ可哀想に思う。\n残念ながら、父との親子らしいエピソードはあまり覚えていないし、 父が一体どれほどの関心を家庭に対して持っていたのかは定かではない。 しかし、僕が絶対に父に感謝しなければならないことがある。\nおそらくは1998年頃、父はリース切れのMacintosh Centris 650をくれた。 これがきっかけで僕は順調にパソコンオタクとなり、やがてDTPやWeb開発をやるようになったことを想うと、父の先見の明にはありがとうを言いたい。\n— 3 — 父のいた会社は知っているので、5ちゃんねるでも調べてみた。割と過疎スレだったが、事件のことは噂になっていた。 この噂を信じるなら、ある宴会をきっかけに感染し、ほかにももう1名が亡くなっていたらしい。 この件についてのプレスリリースは今も出ていない。\nその会社のことは非常に『日本企業らしい』社風だと聞いている。\n父はそれなりの役職に就いていたので、多くのものを会社に捧げてきたのではないかと邪推する。元はといえば、離婚のきっかけになったのも父が命じられた単身赴任ではなかったのか。\n父の死がその会社のせいだったとまでは思わないし、離婚したことが両親の自由意思であるのも勿論である。\nでも、家庭の崩壊と死の一端となる原因を作り出した会社に奉仕してきたにもかかわらず、死んでもプレスリリースとして出せない程度の扱いということに対し若干の憤りとやるせなさを感じもした。\n— 4 — 父はクルマが好きだった。僕はクルマに興味がなかったが、実際にクルマを買ってみるとかなり好きな方であることを自覚した。 クルマには電装と呼ばれる部品があり、素人でもある程度カスタマイズできるようになっていて、その為の特殊な工具がある。 子供の頃その工具の名前や用途がさっぱり分からなかったが、つい最近自分で電装をいじるときに初めて合点できた。あれは電工ペンチだった。\n疎遠だったとはいえ、入籍の報告ついでに趣味の話でもできれば、また新たな父との関係もあったのかもしれない。\nしかし、全部終わったことなのだ。\n"
"プロパティの初期値にnullをよく使うという話 TypeScriptでインスタンスを生成するときに、プロパティの初期値をどうするべきなのか……。最近ずっと気になっていた事柄だったので、考えをまとめてQiitaに投稿しました。\n プロパティの初期値をnullにしたりしなかったりの使い分け 投稿の中で、自分がよく使う初期値の方針をまとめました。\n string型: 空文字列かnull numbe型: nullか0 Date型: null 配列型: 空の配列かnull カスタムクラス: インスタンスをnewするかnull 自分の傾向をまとめると、「型の種類を増やしたくないからできるだけnullは使いたくないけど、どうしようもないときはnullを初期値にする。undefinedは本当の未定義と見分けがつかないので初期値としては避ける」ということになります。\nnullとundefinedにまつわる指摘と議論 この投稿の公開後に早速コメントがあり、nullはよく考えてから使ったほうが良いという指摘と参考記事を紹介されました。\n コメント 提示されたGitHub Issueで話題になっていた問い掛けは「JavaScriptのユーザーランドではnullを廃止してundefinedに統一するべき」というものでした。\nスレッドの中で明確な結論は出ていませんでしたが、nullの利用について肯定・否定の両派から意見が寄せられていました。\n nullを肯定する意見 標準APIやブラウザDOMがnullを利用している nullとundefinedは意味が違うので、使い分ければよい。nullにはundefinedより明示的に値が存在しないという意味があるので、その意味で使うべき JSONではnullは表現できるが、undefiendは表現できない nullに否定的な意見 APIのnullを使う仕様は変えられないが、ユーザーランドは別 そもそもnullとundefinedが両方存在している現状が間違っているし、誰もちゃんと使い分けを知らない(だからundefinedに寄せるべき) JSONでundefinedを扱う代替手段はどうとでもできる 折衷案の意見 結局は両方使うしかないが、nullを使う場合には意図を明確にするべき 他言語の経験がなくWebデザインの延長で開発をやるようになった自分にとって、この議論は興味深かったです。\n僕にとってJavaScriptにnullとundefinedが存在するという仕様は当然なことで、そこに疑問を持ったことはありませんでした。\nその仕様には何か特別な理由があり、自分が知らないだけで上級者はちゃんと使い分けているものだと思っていたのですが……。\n結局どうするべきなのか 似たような概念が2種類もあることでJavaScriptとTypeScriptの世界に無駄な混乱を招いているということは事実なようです。\n確かに、使い分ける理由がないのであれば、寄せられる方に統一するべきでしょう。寄せるのであれば、nullよりもundefinedの方がより一般的なので適当です。\n一方で、既存のAPIの仕様がある以上絶対にnullを無くすこともできません。\n結局寄せ切ることはできませんが「nullの利用は明確な意図がない限りは最小限にするべき」という程度のことは言えるかもしれません。\n 特に明確な意図がないのであればundefinedだけを使う nullを使うのであれば利用意図を明確にする 既存APIに渡す/帰ってくるnullは甘受する プロパティ初期値としてnullを使うことの妥当性 さて、冒頭のプロパティ初期値の話題に戻ったとき、\n 型の種類を増やしたくないからできるだけnullは使いたくないけど、どうしようもないときはnullを初期値にする。undefinedは本当の未定義と見分けがつかないので初期値としては避ける。\n という理由付けが妥当なのかをもう一度考えてみます。\nプロパティが本当に未定義であるかの調べ方 仮に初期値としてundefinedを代入したときに、本当に存在しないプロパティなのかどうかはhasOwnPropertyで調べることができます。\nしかしTypeScriptでundefinedを許容する型定義をすると、コンストラクタ内でプロパティへの代入をせずにクラスを実装できてしまいます。\n クラスでの実装時には、どちらの型定義でもプロパティへの代入を省略できてしまう\nオプショナル型とundefinedとのユニオン型は、オブジェクトとクラスで挙動が違った - Qiita\n つまり、undefinedを許容する型定義ではプロパティの存在を保証できません。\nそれを保証したければ、コンストラクタ内でプロパティにundefinedを代入する運用が必要です。コンパイラが見てくれないのでちょっと面倒そうです。\nclass MyClass { public hoge: string | undefined; constructor() { // 書かなくてもコンパイルは通るが、省略するとhasOwnPropertyで区別できなくなる this.hoge = undefined; } } そもそも、プロパティ未定義と値がないことを区別したい場合があるのか しかし、当初のnullを使う理由であった「本当にプロパティ未定義な状態と、値がない状態を区別できる」という機能が実際に必要な状況がどれだけあるでしょうか?\n経験上、それが本当に必要だったシーンはこれまでありませんでした。また、その機能が必要な状況を思いつくことも自分には難しいです。\nオブジェクトのプロパティを走査するような機能には関係しそうですが、たとえばディープコピーするときにundefinedなプロパティが律儀に複製されても、そんなに嬉しい状況がなさそうです。\n理由が思いつかないのであれば、やはりnullにこだわる意義はないかもしれません……。\nあなたはnullを使いたいですか? 最後に、例のIssueを立てた人がTwitterで行っているnullとundefinedにまつわるアンケートを転載しました。あなたはどちら派でしょうか?\nIf you don\u0026#39;t want to comment in that thread. Vote instead. But read the arguments for dropping `null` first.\n\u0026mdash; Sindre Sorhus (@sindresorhus) April 7, 2019 補足情報 TypeScript公式リポジトリのWikiにnullを使ってはいけないという記述を見つけましたが、これはコンパイラの開発者向けガイドであり、TypeScriptそれ自体のためのガイドではありません。\n STOP READING IMMEDIATELY THIS PAGE PROBABLY DOES NOT PERTAIN TO YOU These are Coding Guidelines for Contributors to TypeScript This is NOT a prescriptive guideline for the TypeScript community\nCoding guidelines · microsoft/TypeScript Wiki\n "
"この投稿はいわゆる退職エントリという奴です。\n2年6カ月エンジニアとしてお世話になった株式会社LIGを退職し、2018年3月から某外資系SIerへ転職しました。\n普通は逆パターンの見出し(SIerを辞めてWeb系に転職、的なやつ)が多いので釣りでこの記事タイトルにしてみました。が、実際「Web系」と言うと大抵意味するのは「Web系事業会社」ですよね。なので、受託が主なLIGとは文脈が違うと思います。\nさらに言うと僕の場合は一般的なエンジニアのキャリアではないので、普通の技術職の人には参考にならないかもしれません。\nむしろ、デザイン系の職種にもこんなキャリアパスがある、という一つの事例として読んでいただけたらと思います。特にデザイナーとエンジニアをうろうろしている人にとっても有用な内容かもしれません。\n これまでの経歴とキャリア志向 僕のキャリアの方向性は、「ソフトウェア方面に強みを持ったアートディレクターやそれに相当する立場を目指す」というものです。\nもともと僕には、世の中を良くするデザインを学びたくて美術大学へ行ったにも関わらず、絵を描くのが嫌いすぎて中退してしまった過去があります。その挫折の中、表現力では到底かなわない美大卒エリートにどうやったら勝てるのか考えた結果辿りついたのが上記の方針です。\n1社目 零細ベンダー兼デザイン制作会社 ロール:デザイナー(グラフィック・エディトリアル・Web・UI) 制作のほか、自社製品の導入提案やカスタマイズの要件定義にも参加 期間:21歳〜27歳の間、約6年弱勤務 規模:入社時3人→20人規模まで拡大 1社目ではデザイナーとして順当に経験を得つつ、システム開発や実装といった技術的な領域を経験するにつれ、エンジニアとしてのスキルにも興味が湧くようになってきました。\nそういった背景のもと、「より優れたデザイナーへなるにしても、より技術面での評価を得るためにも、このままデザイナーを続けるよりも一度技術者としての経験が欲しい」という動機で2社目のLIGへ転職した経緯があります( 僕のデザイナーからエンジニアへの転職は成功したのか)。\n2社目 Web制作会社(株式会社LIG) ロール:Webフロントエンドエンジニア Webサイト制作の要件定義から実装まで幅広く担当 オフショアも経験 期間:27歳〜29歳の間、約2.5年勤務 規模:関係部署は50人前後の規模感 現在はエンジニアとしての経験も得る中、元々の方向性を更に具体化して「エンジニアとデザイナーの両方の経験を元に、技術面とデザイン面を横断的にマネジメントできる人材になる」というキャリアゴールを設定しています。つまりプロマネ兼アートディレクターです。あまりそういう役職の人は聞いたことがありませんが、希少性もあり今後高い需要が期待できると踏んでいます。\n技術とデザインの両面を動かせる立場になれれば、昔からやりたかった「世の中を良くするデザイン」をITの世界で実現できます。そうすれば美大卒エリートを出し抜くこともできるでしょう!\n転職への経緯 2016〜2017年の初めにかけての気分 もともとLIGには3年はいるつもりだったので、積極的な転職活動はせず、余程良さそうな話なら聞きにいってもいいくらいのスタンスでした。ただ、30歳手前というのは転職の好機でもあるので年末くらいからはじっくり考えたいな……と思ってはいました。\n使っていたサービスはLinkedInのみです。また、転職エージェントさんからのお話は基本的に断っていました(メッセージのテンプレ感がすごいので信用ならないのと、彼らも営業なのでノルマ的なものに追われているだけかも……と思うと、自分のキャリア志向を理解してくれるとは思えなかったため)。\n2017年・年始 そんな中、ある会社の人事からダイレクトリクルーティングの話を受け、これをきっかけに転職への関心が大きく高まりました。この会社を適当にa社とします。a社は外資系コンサルティングファームで、SIer業界では最大手の会社のひとつです。\n僕はそれまで、次のような理由からSIer業界にはほとんど興味がありませんでした。\n 散々ネットで言われているように、SIer業界全体への印象が悪い 最上流の会社に自分の経歴で行けるはずがないと思っていた しかし、ネームバリュー・待遇・仕事の規模や得られる経験の価値を考えると、a社はかなり魅力的な環境に思えました。\n結局a社の採用は最終選考で落とされてしまったのですが、これをきっかけに転職への関心がすこし高まりました。また、このときのa社との関わりは最終的な転職結果にも大きな影響がありました。\n2017年・秋〜冬 最初に書いたように僕は転職エージェントを利用しない主義だったのですが、たまたまとても信頼できるエージェントさんと出会いました。春の出来事もあり、その方には何社か紹介をしてもらうことになりました。\n世の中的にも注目度が高い優良企業ばかりで、色々な可能性に思いを馳せ、自分の今後のキャリアを考える上で良い経験となりました。ブログとしては今綺麗に自分のキャリア志向をまとめていますが、それができたのはこの期間があったおかげです。\n本当に良いエージェントさんだったのですが、最終的にはこのエージェントさんとは関係のない所で転職先が決まることになりました。\n2017年・年末 冬頃になり、再びLInkedInでダイレクトリクルーティングを受けました。ここが今回の転職先です。この会社は、春に最終面接で落とされたa社の関連会社でした。リクルーティングが被ったのは本当に偶然だったようでしたが、a社の件は志望動機としても自然で、とてもスムーズに話が進みました。\n今回の転職先 外資系コンサルティングファーム ロール:ITコンサルタント(アナリスト) (基本的にはこれまでやってきたデザインやフロントエンド開発に近い領域を担当) 規模:国内のみで500人程度 面接で受けた印象: 社風や仕事の内容はa社とあまり変わらず、a社と仕事をする機会も多いという説明 自分の経歴・強み・キャリアの方向性に対して強く価値を見出してくれた a社との件を話すととても好意的だった LIGに転職したときもそうでしたが、**最初の面接で「あ、これはいいかもしれない」という直感が双方に合ったように思います。**あっという間に面接が進み、スピーディに内定をもらうことができました。\nSIerに行った理由 以前から年収レンジの高い業界へ行きたかったから 僕はデザインという仕事を愛しています。しかし、制作業やクリエイティブ職という業界のくくりで考えてしまうと、職能的に近接している他のIT関係の職種と比べて年収レンジが低いという悲しい現実があります。\n 平均年収ランキング2017(153職種の平均年収/生涯賃金) |転職ならDODA(デューダ) 1社目の会社でこんな体験がありました。\n1社目の会社では自社製システムの開発・販売とデザイン制作の両方の事業をやっていたのですが、そこでは圧倒的にシステムの販売やカスタマイズの方が儲かっていました。そのシステムが売れるのは会社がデザイン的な強みを持っているおかげだったのですが、一方でデザインだけを売り物にする制作業はたいした儲けにはなっていなかったのです。\n僕は「デザインには大きな価値があるけど、制作業というビジネスは儲からない」という現実をそこから学びました。\n(広告業界のトップにいるようなデザイナーであれば違うと思いますが、それこそ美大卒エリートに勝てないのでその方向性は却下です)\n……こういった訳で、エンジニアとしての実績を得たら、その経歴を元にもっと年収レンジの高い業界へ移動したいという気持を前々から持っていました。\nやりたいことができそうだから 僕の今のキャリアゴールと野望を並べるとこのようになります。\n エンジニアとデザイナーの両方の経験を元に、技術面とデザイン面を横断的にマネジメントできる人材になる 世の中を良くするデザインをITの世界で実現する 美大卒エリートを出し抜く 僕が想定する美大卒エリートとは、電博とかクリエイティブエージェンシーで大活躍するイケイケの広告プランナーやアートディレクターです。\n僕は表現面では勝負を諦めているので、地味でも何でも良いので、デザインを通して彼らに匹敵するくらい世の中に影響を与える結果を残したいと思っています。上流のSIで出世すれば自分の野望の実現へも直結するはずです。\n自分の好みや強みが生きるから SIerというとコードを書くよりも書類ばっか作らなきゃいけない的な評判があり、一般的にはマイナスイメージになっていると思います。\nその点、僕はグラフィックデザインもやってきたのでレイアウトや図解を作るのは得意で好きな上、技術記事をQiitaやLIGブログで書いてきたのでライティングも好きです。\n色々な人から珍しいと言われますが、僕はかなりドキュメント作りを好きな自覚があります。\n 提案や上流工程が好き チケットを書くのが好き 図で考えるのが好き Redmineの活用術など、PM的スキルへの理解がある 綺麗なスライド資料が作れる こういった自分の好み・強みはSIer/ITコンサルの求めるスキルとマッチしていると思えました。\n一度大企業へ行ってみたかったから 1社目が数人規模のスタートアップ、2社目が会社全体で見れば100人規模のベンチャーだったので、大企業が組織としてどれくらい成熟しているのかを見てみたい、という好奇心がありました。\n外資系だから これまで社長が30代の会社だけを渡り歩いてきたので、ザ・日本企業みたいなのは自分に合わないと思っています。その点、外資系なら評価面でシビアなところはあっても、理屈が通らない理不尽な目にはあわないのではないかという期待があります。\nまた、長期的には英語スキルを身に付けていきたいので、英語を使う機会が多い環境に身を置けるメリットもあります。\nメリットがデメリットを上回ると決断したから とある会社に面談で訪れた際、人事の方が話してくれたアドバイスにこういったものがありました。\n 今いる会社に色々なパラメータがあるとして、その全部のパラメータが伸びるような転職は多分ありえない。だから、次の会社で伸びるであろうパラメータが、失う部分よりも価値があるかどうかをよく考えないと後悔する転職になってしまう。\n いつかLIGを卒業するつもりではいましたが、LIG自体に対して直接的な不満は全くありませんでした。**あんなに楽しい会社は後にも先にもLIGしかないでしょう。**LIGを辞めることで絶対に諦めざるを得ないメリットはたくさん考えられました。\n 同世代の同僚たちと、学生的なノリで終業後の時間を遊べる雰囲気 自宅よりも快適でくつろげるオープンスペース 楽しく談笑しながらお昼ご飯を作れるキッチン 個性的なクリエイター達と仕事や遊びを共にできる体験 こういったLIGにしかない部分に代えてでも転職する価値があるかどうかは、まさに「次の会社で伸びるであろうパラメータが、失う部分よりも価値があるかどうかをよく考えないと後悔する」ところです。\nまた、コンサルファーム/SIerは激務というウワサもあり、最悪鬱や病気で退職に追い込まれてしまうリスクもあります。\nそういったマイナス面とリスクを考えても、転職するメリットがあるという決断を下すことにしました。\n選ばなかった他の選択肢 こうして転職という型となりましたが、他にも可能性としてはありえたことと、なぜそれらを選ばなかったのかについても触れておきます。\nLIG内部やWeb制作業界で出世すること LIGもWeb制作も大好きなのですが、もっと規模の大きい仕事をしたかったことや、より利益率の高い業界へ行く優先度の方が高かったです。\n事業会社へ転職すること エンジニアとしての技術力を重視するなら、SIerよりもWeb系の事業会社の方が良いと言われている傾向があります。ただ、僕は基本的に同じことだけをやり続けると飽きてしまうのと、起業家的な0を1にする発想力が弱いので、\n 1つのプロダクトを何年もかけて育てる ゼロベースから事業のアイデアを考え、それを実現する といったことに今はあまり興味が湧きません。なので、自分の志向にマッチしていないという結論に至りました。元々の憧れが広告デザイナーなので、自分の中での花形はやっぱり受託なんだなーと思っています。\nフリーランスになること これは自分の勝手な印象でもあるのですが、フリーランスになってしまうとそれまで経験してきた規模の仕事でその先ずっと食っていくことになるのではないか、という懸念を感じました。\n大手SIerなら数億円規模のプロジェクトの上流から参加できますが、今の自分がフリーランスになってもそんなチャンスは巡ってこないでしょう。\nWeb制作が好きなのであれば、フリーランスは稼げる選択肢だと思います。ただ、今の自分の興味としては大規模で世の中への影響力が大きい仕事を経験したいという部分の方が大きいです。\n転職を通して学んだこと 20代後半の中堅所でITのスキルを持った人材、特にエンジニア系の職種は超売り手市場です。そうであるが故に、自分の行きたい方向性をしっかり設計してからでないと迂闊な選択をしてしまう危険も孕んでいるように思います。\n結局は自分が何をやりたいかを分析しなければならないと思うのですが、意外とすぐには判然としません。僕も、昨年の冬くらいなってようやくこの記事に書いているようなキャリア設計を言語化できるようになりました。\n(何を考えるべきかを一般的にまとめ、LIGでの最後の社内勉強会のネタとしてキャリア設計的な話をしました)\n\n社内での昇進や給与交渉をするにしても、転職で自分の強みや希望を面接で話すにしても、キャリア設計がはっきりしていないと主張が定まりません。日々仕事に追われているとつい自分の目指す方向が曖昧になってしまいますが、ときどき長期的な目標を考えたり修正したりする時間は大切だと思いました。(小波感)\n転職後の今の心境 大企業の持つリソースのすごさに圧倒されています。\nまだ案件についていないので何とも言えませんが、仕事では結構大変な目に会うんだろうなと覚悟しています。ワーカーホリックなタイプなので多分大丈夫だとは思いますが……。\nあと、LIGにはときどきOBが遊びに来ていたので、僕もたまには訪問しようーと思っています!\n"
"LIGでの最後の社内勉強会として、キャリア設計についての自分の考えをまとめました。\nスライド スライド(一部) "
"多くの下請け案件では、デザイナーが具体的な成果物を作り始める段階で、既に重要な要件があらかじめ決まってしまっています。\nデザイナーが上流工程に参加していない場合、デザイナーはプロジェクトを通して解決するべき課題を真に理解したり掘り下げる機会を失なったままデザインすることになります。既に仕様が固まっている中では、ボトムアップでの改善にも限界があります。こうしてデザインの視点を欠いた駄目な製品が生まれてしまうのです。\nそのため、僕はデザイナー時代から上流工程にコミットできる案件が好きです。顧客の要求の理解と要件の選択というコンサルティングは、そのプロダクトとプロジェクトの性質をほとんど決めてしまう重要な工程です。そこへデザインの視点がないプロダクトはひどいものになってしまうでしょう。これまでも、LIGブログの記事などで上流工程の重要性を説明してきました。\n デザインワークと上流工程の意外な共通点とは?元デザイナーのエンジニアが解説します | それいけ!フロントエンド Web制作者のための上流工程の簡単な説明 今回の勉強会資料では、ソフトウェア開発の視点だけではなく、ものづくりやデザインという大きな文脈から要件定義の重要性を説明する内容となっています。\nスライド 抜粋 "
"この記事はLIGアドベントカレンダー2017のための投稿です。\n僕は2015年に、それまでデザイナーとして勤めていた会社を退職してフロントエンドエンジニアとしてLIGに入社しました。今回は\n 当時の自分がなぜエンジニアとして転職したいと思ったのか 結果的にその選択が正解だったのか という事柄について、入社2年後の今、LIGのアドベントカレンダーという機会を通じて検討してみようと思います。\n※なお、以下「エンジニア」という言葉は「Webフロントエンドエンジニア」と同義としてお読みください。\nなぜエンジニアに転職しようと思ったのか 先日の投稿にも書きましたが、僕はデザインと技術は切り離すことができないものだと思っています。\nその上で、より優れたデザイナーへなるにしても、より技術面での評価を得るためにも、このままデザイナーを続けるよりも一度技術者としての経験が欲しいというのが動機の根幹でした。\nどんな環境でデザイナーをしていたか 前職では小さな会社でデザイナーをしていて、今思うと広い領域で仕事をしていました。\n 書籍装丁・雑誌制作といったエディトリアルデザインの仕事 Web制作・フロントエンド実装などのWebデザイナーの仕事 自社製品の導入提案・カスタマイズの要件定義・画面設計などSE的な業務 この会社の自社製品は、Webサイトと紙媒体の制作がワンソースでできることが売りの、非常にニッチなCMS製品でした。そのCMSの性質上、デザイナーは紙媒体とWebの両方がデザインできて、さらにシステム開発の側面へも理解がなければならなかったのです。\n初めての会社でとてもお世話になっていたのですが、入社5年目程度から徐々に転職を考えるようになっていました。\n自分より詳しい人がいない 転機の1つは、まわりに自分よりもWebフロントエンドに詳しい人がいない、という状況に段々退屈してきたことです。\n当時はWeb制作にSassやAltJS、Grunt/Gulpなどが定着し始めていた時期でしたが、社内でコマンドラインツールを使ってビルド環境を作れる人が自分しかいませんでした。他のデザイナーはそこへそんなに興味がある訳ではなく、やりたければ好きにやるという状況です。\nJavaScriptについてもCoffeeScriptでOOP的な実装を意識するようになっていたのですが、具体的にどう実装するのが正しいのかが、自分ではよく分かりませんでした。\n(サーバサイドエンジニアの同僚は、OOPはある程度分かるけどJavaScriptよく分からんという感じでした)\n表現が保守的 前職は業務の幅広さが求められる反面、エッジのある表現はあまり求められていませんでした。これは、自分でデザインしたものを自分で実装する以上、自分で作れないものはデザインできないという弱みもあったからだと思います。\n別にエッジのある表現をすごくやりたい訳ではなかったのですが、技術がないとデザインの幅も狭まってしまうというのが自分の中で問題意識としてありました。\n技術サイドの実績を客観的に評価してもらえないかも 最初に触れた通り、デザイナーといいつつ実装やSE的な業務にも手を出しおり、自分の中では技術寄りのこともやれる実績があると思っていました。たしかに社内であればそのことは信頼してもらえるでしょう。でも、転職市場ではどうでしょうか……?\nデザインと技術の両面を理解していることは非常に価値があると思うのですが、エンジニア職として雇われている実績がないと、その経験も正当に評価してもらえないのではないかという懸念を感じました。\nエンジニアになってみた感想 給料微減→元の水準に回復 転職直後は1割弱ほど元の給料から下がりました。これは未経験職種への転職ならある程度は仕方がないと思い、将来への投資として割り切りました。1年ほどで元の水準。2年目でちょっと上くらいまで回復したので不満はありません。\nデザイナーとしての経験はものすごく活きる デザイナーの経験はエンジニアになってからも有用でした。\n 資料作り → 説明/図が分かりやすいって言ってもらえる ヒアリング → 扱うものが違うだけで、デザインのヒアリングと本質は変わらない フロントエンド実装 → デザイナーが何をしたいのか調整や擦り合せがやりやすい これまでの技術サイドの経験も活きた 実装に関するスキルは、新しい環境でもおおむね通用するものでした。当然、デザイナーが片手間に実装するのと、エンジニアが本分として実装するのでは要求される水準が違います。自分のこれまでの経験がエンジニアとしても通用するのかどうかは不安でしたが、結果的になんとかなったのは幸いでした。\nほかにも要件策定・仕様化のためのヒアリングやドキュメントの作成をしたり、Redmineの導入を促進したりなど、SE的なスキルを活かすこともできました。\n 参考:打ち捨てられていたRedmineが復活するまでの軌跡 - Qiita 技術に詳しい同僚とたくさん出会えた あたり前なのですが、技術に詳しい同僚とたくさん出会えました。質問したり教えてもらったりレビューをしてもらったり……などで、デザイナーとして片手間に孤軍奮闘していたときに比べてかなりのスピード感で技術力が上がったと思います。\n体感的にはこれまででの2年分の成長を半年くらいで実現できたように思います。\n自分よりすごいデザイナーの作品を実装できる 明らかに自分よりも上手いデザイナーさんの作品を実装することが多いので、デザインにおいても勉強になります。今の環境でデザイナーとしての仕事をすることはありませんが、着実に色々なものを盗んでいると思います。\n 明らかに自分よりすごいデザインの例:LIG WORKS - Web制作実績 結論 一時的な年収減と、転職しなかった場合の年収増の可能性を犠牲にしての転職でしたが、そのリスクに見合う経験と環境を手に入れられたと思います。\nまた、LIGの環境は僕のように少人数でデザインも実装もやっていた人がステップアップする場所としてはとても良い環境だと感じます(デザイナーにしても、エンジニアにしても)。\n今後の自分の目標としては、エンジニア経験とデザイナー経験の両方が必要とされる場所にフィットする人材を目指していきたいと思っています。具体的には、プロジェクトマネージャーとアートディレクターが一緒になったようなものなのかもしれません……。\nそれでは、明日も引き続きLIGアドベントカレンダー2017をお楽しみください!\n"
"この記事はLIGアドベントカレンダー2017の為の投稿です。\nLIGではSTUDIO上野 by LIGというデジハリと提携したスクールをやっていて、昨年より『正しく理解するレスポンシブWebデザインの基礎と導入』という特別授業を担当しています。この投稿では、自分がフロントエンドエンジニアとしてなぜ授業をやってみようと思ったのか、また授業をやってみることでどんなメリットがあったのかを書きたいと思います。\n なぜ授業をやってみようと思ったのか 元上司への憧れ 私は前職の小さな会社でデザイナーをしていました。そのときの上司(もとい社長)にデザインの基礎を叩き込まれたのですが、その上司はグラフィックデザイン以外にも幅広いスキルを持っていました。\n自社製Webアプリが作れるほどプログラミングも得意でしたし(その製品は後々大手企業にも導入されました)、作った製品を売り込むためのほとんど完璧とも思えるプレゼンテーションの才能を持ち合わせていました。デザイン関係の著書も数冊あり、雑誌に寄稿したり講演を行なったりと、アウトプットも欠かしませんでした。\nその人のもとで最初の社会人経験を積んだ結果、自分のロールモデルとして影響を強く受けています。基本的に技術とデザインは分けて考えられないという信条は彼に依るものですし、QiitaやLIGブログで情報発信するのも同じ理由です。その上司はかつて専門学校の講師をやっていたこともあり、それであんなにスピーチも上手いのかと尊敬を抱いていました。\nこういった訳で、講師をすることは僕の中のいつかはやってみたい経験の一つでした。社内でレスポンシブWebデザインの講師の募集がかかったとき、パッと自分が手を上げたのはそんな理由からです。\nプレゼンスキルの維持 また、LIGへ来たときデザイナーからエンジニアに転職したことで、以前に比べて仕事上でプレゼンをする機会が減っていたことも理由のひとつです。プレゼンテーションや人前でスピーチするスキルを維持する上でも丁度良い機会に思えました。\n授業の内容 STUDIO上野には色々なバックグラウンドを持った受講者が集まっていますが、基本的にはHTML、CSSの最初の一歩を習ったばかりの初心者が中心です。カリキュラムも確認しましたが、普通に考えればレスポンシブデザインをちゃんと理解するにはまだ知識が不足しています。\nまた、実際のWeb制作ではレスポンシブデザインの他に、いわゆるPC/SP切り替え型のサイトというものもあります。どちらもマルチデバイスに対応するための技術ですが、技術的、デザイン的にどういった棲み分けがあるのかを正しく理解し、案件の性質に応じて使い分ける必要があります。\nそのため、前提となる基礎知識を補完しつつレスポンシブデザインと切り替え型の使い分けを説明し、技術職以外の人にもそれを理解してもらう、ということを授業のコンセプトとして据えました。これを2時間の枠の中で説明しきるのはちょっと大変です。\n最終的に、全体の構成は次のようにしました。\n冒頭で前提となる概念を丁寧に説明してから、レスポンシブデザインと切り替え型の相違やメリットデメリットを解説し、最後に小テストを通じて内容の再確認と定着を図る構成となっています。特に小テストの最後では、クライアントワークを想定して自分なりにレスポンシブデザインと切り替え型のどちらを提案するのかを考える難易度の高い問題になっています。\n小テストの実施には、Googleフォームがとても役に立ちました。選択式問題であれば自動採点ができます。記述式問題であっても、あらかじめ解説や模範回答を仕込めるので、テスト実施後の解説がとてもスムーズに行えました。\nやってみてよかったこと 1時間以上一人でスピーチできるようになる それまでで経験した一番長いスピーチが30分くらいでしたが、1時間以上かけてスピーチするのにも大分慣れてきました。技術者向けの緩いLTなどと比べて全体的に雰囲気は堅く、言葉に詰まっても誰もフォローしてくれないので度胸が付きます。もともと話すのが得意なタイプではないのですが、段取りや資料がちゃんとしていれば話すのがそんなに怖くなくなったと思います。\n発表者らしい立ち振る舞いを実践できる 最近はワイヤレスコントローラーでスライドを進め、自分は壇上をうろうろしながら話すスタイルが気に入っています。ちょっと身振りとか入れるとTEDみたいで格好良いかも! と楽しみながらやる余裕も出てきましたw\n(上)授業のために買ったコントローラー。PCを触らずにスライドをめくれるため、かなり使えます。\n実績になる デジハリ関連のスクールで授業を持っているというのは、自分のスキルをアピールする上でちょっとした実績にもなり得ます。初心者に複雑な事柄を説明できるということは、顧客に対してもそれができるというアピールに繋がります。\n回数を重ねるほど上手くなる 細かいアドリブはあれど、基本的な授業の構成は毎回変わりません。なので、講義を重ねるほど自分の説明も上手くなってきている、という実感があります。\n思ったほど大きな負担ではない 特別授業の頻度はそれほど高くないため、本格的な副業に比べれば大きな負担ではありません。また、本業とは別でちょっとした手当も発生します。\n最初の1回目は資料づくりなども含めて大変ですが、それ以降の負荷はあまりありませんでした。もっとも、Webの環境は日々変化しているため、ときおり最新の状況に合わせて内容を更新することは続けています。\nやる気あふれる受講者と会える 講義が終わったあとに質問を受けることも多いのですが、熱意に溢れた人が多くてとても刺激を受けます。今はたまたま自分が教える立場ですが、今にこんな人には追い抜かれてしまうかも、と焦りを感じることもあるくらいです。\n覚えてもらえるかも デザイン業界、IT業界はそう広くありません。この先、いつどんな形で受講者の方々と再開するとも限りません。そういったときに「あのときの⋯」という縁があればこれほど嬉しいものもないと思います。あまりそこへ期待するのも行き過ぎだと思いますが、そんな可能性もあると思うと良い授業を提供しなければという気持ちになりますね!\n本業では得られない経験 授業を持つことで、いつかやりたかったことが実現し、自分にとっても良いプラスになったと思います。人に分かりやすく概念を話す説明力や、人前でスピーチするプレゼン力を鍛える上でとても良い経験となりました。こういった面白いチャンスが転がっているのは、間違いなくLIGという会社の良いところだと思います!\nそれでは、明日も引き続きLIGアドベントカレンダー2017をお楽しみください!\n"
"今年で29歳になったものの、特に必要を感じなかったので自動車免許を持っていなかった。気が変わったのは今年の夏くらいで、なんとなく新しいことを始めてみたくなったというのと、お盆休みを使えば教習がすすめられそうと思ったためだ。\nこの記事では一発試験を選んだ理由や自分の体験を振り替えると共に、結果的にメリットはあったのか? について最後に検証する。体験記に興味がない方は記事末尾の「結果と感想」へ飛んでほしい。\n結果的にかかった費用と期間 先に、費用と期間の内訳を記載しておく。\n かかった期間の内訳 8月10日:KM自動車教習所入所 〜8月末日:お盆休みと休日を使い、第一段階修了 9月4日:鴻巣免許センターで仮免学科・技能合格/仮免取得 〜9月末日:第二段階修了 10月3日:鮫州運転免許試験場で本免学科合格・技能試験予約 10月14日:特定教習受講 10月30日:鮫州運転免許試験場で本免技能不合格・技能試験予約 12月1日:鮫州運転免許試験場で本免技能合格 かかった費用の内訳 KM自動車教習所入所費・AT限定:22万2480円(税込) KM自動車教習所入所費・Web割引:-1000円 特定教習費:1万3700円(税込) 仮免試験手数料+試験車料(埼玉):4400円 仮免交付手数料(埼玉):1100円 KM自動車教習所補習費・2枠:8640円 日通自動車学校貸しコース利用費:2700円 x 3時間(税込) 本免試験手数料+試験車料(東京):3100円 x 2回 本免交付手数料(東京):2050円 合計:26万5670円(税込) 指定自動車教習所か一発試験か 免許を取得するには、大きく分けて2つの方法がある。\n指定自動車教習所 1つ目は指定自動車教習所に通うパターンで、多くの人はこちらのパターンで免許をとっているらしい。必要な日数さえ教習所に通えば、まず間違いなく免許がとれるというのがメリットだ。デメリットとしては、一発試験にくらべて必要な費用が高額(おおむね30万円以上)という費用の問題と、必ず出席しなければならない授業の枠が決まっていて、土日だけの出席では4カ月くらいかけないと卒業できないという時間的な問題がある。\n一発試験 もう1つは一発試験で免許をとるパターン。各地の警察が運営する運転免許センターで開催されている試験に合格すると運転免許がもらえる。この試験は指定自動車教習所での試験と法律的には同じ基準ではあるが、世の中的には一発試験の方が圧倒的に難しいと言われている。その理由は、指定自動車教習所がお金をもらってお客のために教習をしているのに対し、運転免許センターの試験は免許失効者(違反などで免停になった人も含む)が本当に安全な運転をできるかチェックするための役割も兼ねている為らしい。\nメリットは、数万円の受験料だけで免許がとれる圧倒的なコスパと、厳しい警察の試験をクリアすることで安全運転の基本が身に付くことだ。デメリットとしては、試験が平日しか開催されていないことと、何度も落ち続けていつまでたっても免許をとれないリスクがある。また、一発試験は教習ではないので、受かるためにどういうことをやればいいのか、といった具体的なことは教えてくれない。試験の練習は自力で何とかする必要がある。\n一発試験と非公認教習所 そして、この一発試験の受かり方を教えてくれるための非公認教習所というものがある。非公認教習所では直接免許はとれない。一発試験への対策を教えてくれる私塾のようなものに考えると分かりやすい。免許がとれないので、必然的に費用は指定教習所よりも安く設定されている。学科の授業も圧縮されていて、拘束される期間は相対的に少ない。\n届出教習所と特定届出教習所 その非公認教習所の中でも、公安委員会に届出を出している届出教習所や特定届出教習所というものもある。これらの「届出」が付く教習所は、ほかの非公認教習所に比べて教習の内容に公安委員会のお墨付きがあるという点が異なっており、一発試験の不合格時、詳しい減点箇所を教習原簿という書類で教えてくれるメリットもある。\n「特定」が付くかどうかは、本免許合格の前か後に受講が義務付けられている**特定教習(取得時講習)**がその教習所で受けられるかどうかが違っている。特定講習は応急救護や高速道路講習などが含まれているが、警察が開いている取得時講習は予約がとりにくいと言われている。そのため、あらかじめ特定教習を受けておける教習所の方が免許の取得がスムーズかもしれない。\nまとめ ここまでのことを整理するとこんな感じになる。\n指定自動車教習所 イージーモードだけど時間とお金は一番かかる。\nメリット まず間違いなく免許がとれる 土日も試験をやってくれる(ただし、本免学科試験は平日に免許センターへ行く必要がある) デメリット 出席しなければならない枠が多く、学科の授業などがだるそう 費用が30万円ほどかかる 社会人だと取得まで4カ月は覚悟しないといけない 一発試験のみ ベリーハードモードでハイリスクハイリターン。免許初めての人にはおすすめできない。\nメリット 試験にさえ受かればOK 受験料のみの出費でOK デメリット 試験が平日しか開催されていないので有休を消費する 試験の難易度が高い 自分で練習できる環境がないと難しい たまに何回受けても受からない人がいる 一発試験+非公認教習所 人によってノーマル〜ハードモードくらい。\nメリット 指定教習所よりも費用が安い(20万ちょっとくらい) 一発試験の対策を十分教えてもらえる だるそうな学科の授業をはしょれる デメリット 一発試験に受かるかどうかは結局自分次第 試験が平日しか開催されていないので有休を消費する たまに何回受けても受からない人がいる 自分の選択 技能はともかく、学科の授業のためにあまり通いたくない 指定教習所の30万は高すぎると感じた 有休の消費には目をつむれる あえて厳しい試験を通じて安全運転を学びたい 運転技術を身に付けるため東京都内で練習したい こういった理由と条件から、一発試験+非公認教習所という組合せを選んで免許をとることにした。自分からハードモードでリスクをとりにいった型となるが、これには**案外運転を習ったら上手い方なんじゃないか?**という自信があったのもある。というのも、\n 両親のどちらとも運転がかなり上手い ETS2などの、ドライブ系のゲームをハンコンで長い期間遊んでいる FPSやフライト系などの、1人称のゲームが得意 という薄い根拠があったためだ。結果的にこの勘は当たっていたので良かったと思う。\nKM自動車教習所 自宅からそんなに遠くなく、都内の路上教習をやっている非公認教習所を探すと**KM自動車教習所(以下KM)**くらいしかなかったので、そこへ入所することにした。乗る機会が無さそうなことと、MTの運転が難しそうに思えたため、コースはAT限定とした。\n KM自動車教習所\n(Webフロントエンドエンジニアとしては色々と改善してみたいサイトだ……) KMは特定届出教習所でもあるので、特定教習を所内で受けられるメリットもある。\n巷では練習コースが田舎にあってボロいとか職員の態度がドライとか、指定教習所との違いを説明してもらえなかったという散々な悪評がネットに投稿されていたりもした。\n KM自動車教習所 | 口コミ・評判・体験談 | 口コミ検索ネット 自分の感想としては施設が古くて浦和にあるのは事実として、入学時にかなり詳しく指定教習所との違いは説明してもらえたし、職員の態度がとりたててドライとは感じなかった(あのスパンで人が入れ替わる環境ならこんなものでは?)。\n教官は個性的な方々が多く、進学塾の名物教師的な面白さがあって楽しく実習を受けることができた。運良く怖い人に当たらなかったのかもしれない。\n練習コースは確かに古そうだったが、外周道路の直線がある程度長く、40km以上速度を出せる余裕があるのは良かった。\n悪評はだいたい教官とウマが合わなかった人や、指定教習所との違いを調べずにミスマッチを起こした人が書いているのではないかと感じる。全体的に施設は古いけど、教習の内容や教官の教え方は妥当というのが僕の感想だ。\n第一段階:視界の見えなさにビビる はじめのうちはかなりビビり、挙動がクイックすぎるとよく言われていたが、回を重ねるごとに段々操作もスムーズになっていった。ただ、クルマに乗るとこんなに周囲が見えない、ということにとても驚いた。道路の左端が見えないし、どこまでいけば前輪がS字カーブの縁石にぶつかるのかもよく分からない。これはもう勘と経験で覚えるしかない。\nそして、視界という意味では最近の車のデザインよりも、古臭いコンフォートの方がはるかに分かりやすいというのも衝撃だった。ボンネットが丸い車は鼻先の位置が分かりにくい、というか分からない。車種によって車体感覚がこんなに違うというのは新鮮だった。\n鴻巣の免許センターで仮免試験に一発合格 8月のお盆休みと残りの土日を使って第一段階の教習を終え、9月の頭に最初の関門である仮免試験に臨んだ。通常、都内に住んでいる人は都内のセンターでしか受験できない。しかし、KM自動車教習所は特定届出教習所なので、特別に埼玉県の免許センターでも受験ができる。\n仮免試験で埼玉を選んだ理由は、学科と実技の試験が1日で済むというメリットからだ。都内の試験場では、学科と実技を別の日程で受けなければならず、必要な有休が増えてしまう。\n学科の対策は事前の模試で十分OKだったが、問題は技能試験だ。鴻巣の免許センターには広い場内コースがあり、3種類のコースのどれかが毎日ランダムに選ばれる。合格者はがんばってコースを覚えていると聞いたので、仕方なく自分も覚えることにした。コースの見とり図を30枚くらいコピーし、コースを覚えるまでマーカーで順路を引いて覚えた。また、試験当日の昼休みにコースが解放されるので、昼食はとらずに時間一杯使ってコースを2週歩いた。\nコースの攻略ポイントについては、KMでも細かく教えてくれたのだが、それだけでは不安なのでネットの情報もよく調べた。特にこちらのサイトの内容は説明が詳しく、とても参考になった。\n 埼玉県警察運転免許センター - 飛び込み飛び入り一発免許試験 試験の順番を待っている間、施設の2階から場内の様子を覗える。減点が超過するとコースを周り切る前に出発地点へ返されてしまうのだが、見ていると完走できない車が非常に多かった。\n コースを間違えてパニクってる間に減点超過 左折で脱輪 S字/クランクで脱輪 右左折の寄せをやらない ウィンカー出すのが早すぎ/遅すぎ 「見通しの悪い交差点」を徐行なしで直進 「止まれ」標識の見落し スピードが遅すぎ 鴻巣試験場の「見通しの悪い交差点」は悪名高い引っ掛けポイント(全然見通しが悪くないのでつっきてしまう人多数)なので、KMの教官からも十分注意するように説明を受けていた。それにしても全体的に下手な運転が多かったので、これなら行けるんじゃね!? という気分で試験スタート。実際に走行するのは初めてのコースだったが無事完走し、寄せがキツすぎてブレーキ踏もうかと思ったというお叱りの言葉を受けつつも一発合格できた。やっぱり事前にコースを覚えていたことが良かったのだと思う。\n第二段階:池袋/新宿でハードな路上教習 KMでは、このまま本免試験を埼玉で受けるか、東京で受けるのかを選べる。それによって路上教習の場所も変わる。僕は都内で運転できれば怖いものはないと思っていたので、本免は都内の鮫洲試験場で受けることにした。\n一番最初の路上教習は、サンシャインシティに程近い池袋のど真ん中から始まった。大都会の洗礼を受け、**歩行者大杉、自転車怖杉、周りのクルマ速杉、障害物大杉!**という状態でかなりドキドキした。\n場内と違い、路上では色々なことが数秒ごとに振りかかってくる。自転車が信号無視でつっこんできたり、赤になった横断歩道へ駆け込んでくる歩行者がいたり、道路工事で片面通行になっていたり……。こういった光景を運転手側の立場から知るというのはとても新鮮な経験だった。\n初めての路上教習、しかも池袋のど真ん中を体験して、「ゲームは無料が当然だと思ってた人が急にゲーム開発者になった」くらい大きな視点の転換があった。今までの人生、僕がひどいマナーでも道路を渡ったり自転車乗れてたのは、ドライバーの運転技術と思いやりのおかげだったのか…\n\u0026mdash; hokkey (@y_hokkey) 2017年9月11日 それも4回目くらいからは徐々に慣れはじめ、まあ上手い方だと思いますよ、という教官のお褒めの言葉をいただけた。\nバック教習は自主練も 本免技能試験ではバック種目と呼ばれる課題があり、左右方向転換・縦列駐車の3つのうちどれかが出題される。これはこれで路上教習とは別に練習しなければならない。KMの教習枠だけでは心許なかったのと、KMの教習回数が限界に来ていた(あらかじめ定められた以上の教習は追加料金になる)こともあり、都内の貸しコースで練習をした。\n貸しコースは、高円寺にある日通自動車学校を利用した。\n 【指定】東京杉並区(荻窪)の自動車学校 日通自動車学校公式ホームページ 【指定】貸しコースのご案内|各種講習等|日通自動車学校 同校の貸しコースは、解放日であれば予約なしで誰でも利用可能なので、特に同校の生徒である必要はない。車持ち込みなら1時間3000円程度で借りられる。僕は親に来てもらい、実家のクルマを使って練習した。たまにしか会わない親と話すにも良い機会だ。\n意外と貸しコース利用者は多く、僕と同じようにバック種目の練習をしている人達が多かった。\n縦列駐車はともかく、左右方向転換は手順通りにやっても中々一発で道の中心にバックができなかった。なので、少しでも危ないと思ったときは必ず幅寄せしてクルマを出すようにすると、安定して課題をクリアできた。面倒くさがって曲がる方向に余裕がないまま出ようとすると脱輪する危険が大きい。\n鮫洲の本免技能試験でまさかの不合格 本免試験は仮免に比べたら簡単というウワサを聞いていたので、もうこのままストレート合格いけるかもと思っていたが、思わぬミスによって不合格となってしまった。\nそのときは4人中3番目の順番で、既に前の2名は不合格確実な試験内容だった。1人目は、運転は普通だけど信号のない横断歩道で歩行者に譲らず補助ブレーキ。2人目はプリウスの操作方法が分からず発進不良からの試験官補助 \u0026amp; 流れに乗れない超低速運転という感じだった。\n運転を交代して正面を見ると見通しの良い直線。遠くには駐車車両が止まっているので、早めに右へ移ろうと思い、発進直後に加速しながら右車線へ移動した。\nしかし、実はその車線は駐車車両よりも前の交差点で右折しかできない車線だった。試験官が次直進ですよ、としつこく言ってくる理由が分からず、いくつかの事柄が同時に起こったことで、うまく対処ができなくなってしまった。\n 前方の駐車車両を右に避けたい 発進したばかりだから少しスピードを上げたい 何で直進直進言ってくるんだろう? →あ、ここ右折じゃん! →でもここまで来たら車線変更できなくない!? 結果的にオーバースピードで右折レーンに飛び込み、開始早々に補助ブレーキを踏まれてしまった。その後の運転はいつも通りだったので、あれがなければきっと受かっていたんじゃないかと思うのだが……。\nもちろん事前に色々と対策は想定していたのだが、普段の教習ではやらないミスだったので、全く予想外のことだった。\n結局、その試験では受験者4人全員が路上不合格となり、誰一人としてバック種目に挑戦できず終わった。試験終了後のあの重い空気のことは今でも忘れられない。\n秋の鮫洲の空は美しかった #一発試験落ちた pic.twitter.com/cM1ia8gWB2\n\u0026mdash; hokkey (@y_hokkey) 2017年10月30日 鮫洲試験場はマジで予約がとれない さて、落ちてしまったからには次回の試験を予約しなければならない。しかし、2017年10月時点での鮫洲試験場は本当に予約がとれなかった。なんと、次の予約が一カ月先まで空いていないのだ。仮免の有効期間が6カ月、路上練習申告書の期限が試験当日から3カ月以内であることを考えると、これはかなりリスキーだ。試験が中々受けられないばかりか、仮免期間内に4回くらいしか試験を受けられないことになってしまう。電話でキャンセル待ちを問い合わせることもできるが、僕は毎朝電話しても結局予定の前倒しは叶わなかった。\n東京には府中にも試験場がある。また、KMであれば埼玉の試験場で本免を受けることもできる。そちらはもう少し予約のスパンが短かく、だいたい2週間くらいでとれるらしい。\n試験場を鮫洲ではなく府中に変えようかとも悩んだが、そのためには府中へ予約をするためだけに一回有休を使う必要がある(直接出向かないと予約ができない)。また、せっかく鮫洲の路上試験を前提とした対策をしたり、実際の試験を経験したことも無駄になる可能性がある。結局、悩んだもののもう1回だけ鮫州で受けようと決心した。しかし、もし自分がこの状況を知っていたとしたら初めから別の試験場にしていたかもしれない。\nそして合格予定に 2回目の試験までの間は、試験の前週に一度路上の補習とバックの自主練をした。技術的には十分受かる実力はあると言われているので、あとはもうがんばるしかない。次に落ちると、有休もそんなに残っておらず厳しい戦いになる……。\n2回目の本免試験は自分が一人目となってしまった。マジかー、と思いつつハンドルを握って発進する。今までの試験で一番緊張していたかもしれない。黄色信号で停止線を越えたときはバックの意思を示すことや、横断歩道で後から駆け込んできた人を渡らせる、信号のない横断歩道で渡りたそうな人を渡らせるなどのポイントを無事クリアできた。少なくとも一発アウトには引っかかってないぞ、これは行ける! と思い運転を交代すると、驚くほど今回の受験者は運転が上手い。何と4人全員が次のバック種目に進むことができた。\nバック種目では右方向転換が出題された。順番は自分が最初のまま……。練習していた車種が違うので、プリウスでやれるかどうかはあんまり自信がない。やっぱり中心にはうまく入らなかったので、切り返し1回を挟んで道に出る。脱輪しないことを祈りながら外に出られたときは感無量だった。\n「合格予定です。ただ、黄色信号で止まるのは良いのですが、停止線に乗っちゃっても良いのであまり急ブレーキを強く踏まないでくださいね」\nというコメントをいただき、ついに合格がもらえた。「合格予定」というのはこの界隈の業界用語みたいなもので、要は合格のことだ。\nKMで既に特定教習を終えていたので、そのまま免許証を受け取って帰ることができた。\n結果と感想 それではもう一度、かかった費用と期間を記載する。\n かかった期間の内訳 8月10日:KM自動車教習所入所 〜8月末日:お盆休みと休日を使い、第一段階修了 9月4日:鴻巣免許センターで仮免学科・技能合格/仮免取得 〜9月末日:第二段階修了 10月3日:鮫州運転免許試験場で本免学科合格・技能試験予約 10月14日:特定教習受講 10月30日:鮫州運転免許試験場で本免技能不合格・技能試験予約 12月1日:鮫州運転免許試験場で本免技能合格 かかった費用の内訳 KM自動車教習所入所費・AT限定:22万2480円(税込) KM自動車教習所入所費・Web割引:-1000円 特定教習費:1万3700円(税込) 仮免試験手数料+試験車料(埼玉):4400円 仮免交付手数料(埼玉):1100円 KM自動車教習所補習費・2枠:8640円 日通自動車学校貸しコース利用費:2700円 x 3時間(税込) 本免試験手数料+試験車料(東京):3100円 x 2回 本免交付手数料(東京):2050円 合計:26万5670円(税込) 指定教習所よりも安かったか? 2017年現在、指定教習所のAT限定・取得済免許なしのコースはだいたい税込で30万〜32万程度の価格帯にあるので、それに比べて3万5000円〜5万円程度安く済んだ。指定教習所に対して10%から15%ほどおトクだ。\nもし本免も一発合格していたら? 本免で一発合格していた場合、以下の費目がかからなかったことになる。\n KM自動車教習所補習費・2枠:8640円 日通自動車学校貸しコース利用費:2700円 x 1時間(税込) 本免試験手数料+試験車料(東京):3100円 x 1回 差額は1万4440円となる。仮に本免で落ち続たときこれと同じ費用がかかり続けるとすると、あと3回、合計で4回落ちたあたりから指定教習所に対する金額的優位が失われることになる。\n指定教習所よりも期間は短かかったか? もし10月30日の試験で受かっていれば、お盆休みの効果もありたった2カ月強で免許がとれたことになっただろう。その後の期間のほとんどは鮫洲試験場の予約空き待ちだったので、教習はほとんどやっていない。\nそのため、期間が伸びてしまった理由は教習所というよりも鮫洲試験場の予約待ちの長さにあった。このことを知っていたら、自分なら鮫洲ではなく府中での受験を選択していたと思う。\n結論 仮免1回、本免1回くらいの不合格であれば、指定教習所よりもまだ安いと言える。ただ、10万くらい安い印象を持っていたのに対して、思ったよりも総合的な金額には差がつかなかった。\n教官に聞いたところだいたいの受講者は3回目以内で試験に受かっているそうなので、あとは自分の素質がどれくらいありそうかとの相談となる。\n深刻なのは、鮫洲試験場の予約のとれなさだ。ここまで予約がとれなくなったのは比較的最近(2017年下半期)のことで、利用者からの苦情も増えているらしい。何らかの改善が望まれるが、状況が改善されないのであれば府中での受験を考えた方が安全かもしれない。\n試験に落ちるリスクを理解した上で、短い期間で難しい試験に挑戦したい! という人には、一発試験+非公認教習所という組合せは十分選択肢になると思う。逆に、リスクを避けたい場合は無理せずに指定教習所を選んだ方が安全だ。\nいずれにしても、免許の更新忘れなどによる失効はくれぐれも注意したい。指定教習所卒で失効後に一発試験を受けることになると、かなり苦労するらしい……。\n"
"プロジェクトページへリダイクレトします。\n"
"社内勉強会資料。Web制作では、システム開発に比べ、上流工程が軽視されがちな印象を持っています。このスライドでは、上流工程とは何をするフェーズであるのかを、システム開発の一般的な工程であるVモデルを軸に紹介しています。\nスライド スライド(一部) "
"2ヶ月ほど前に公開した実装を引き受ける前に詰めておくべきWebフロントエンドの想定漏れチェックシートという記事の内容を更にブラッシュアップし、実際の制作現場で使える実用的なドキュメントとして整理したものです。また、先日LIGブログでも同じテーマの記事を公開しました。\n【完全保存版】シートで簡単チェック!デザイナーが見落としがちなUIデザイン12の想定漏れ | それいけ!フロントエンド\nワイヤーフレームやデザインカンプを見ながら、デザイナーとフロントエンドエンジニアが細かい仕様を一緒に議論するような使い方を想定しています(お客さんとの議論にも使えるかも?)。\nA7サイズの小さいPDFと、A4に割り付けたPDFがそれぞれあります。是非印刷して手元に置いてみてください。\n工数見積りポーカーみたいに、グッズ化させてイベントとかで配ってみたいな……。\nダウンロード https://github.com/hokkey/cheatsheet-of-ui-with-fuzzy-behaviors\nLicense CC-BY-SA 4.0 初出 2017年4月24日\n"
"ブラウザで強制されてしまう約物アキの挙動を、よりDTPソフトに近い挙動へ改善するjQueryプラグイン。\n約物アキ量とは、日本語の括弧や句読点のあとに入る余白を指す。ブラウザではこの約物アキ量が常に半角で固定されてしまうが、そうすると約物が連続したときに余白が空きすぎてしまう問題がある。\nDTPの世界では、こういった広すぎるアキは詰めるのが普通だ。そのため、Webと書籍の組版を見比べると、たとえフォントが同じでもWebの方がスカスカしたダサい組版になってしまう。\n現状は最新のブラウザにしか対応していないものの、font-feature-settingsという新しいCSSプロパティで、この約物のアキをとることができるようになった。しかし、全部の約物へ一律にこれを適用すると、本来必要な箇所のアキまでなくなってしまう。\nこういった訳で、約物の前後関係を計算し、必要なところにだけfont-feature-settingsを適用できるスクリプトを作ることにした。\n 仕組み [Blast.js](blast.js tutorial)で文字を1文字づつspan要素に分解する 1文字づつ文字列を調べ、辞書にある文字クラスと一致していたら特別な約物クラスを付与する 前後にほかの約物クラスがある約物クラスには、その前後関係を約物の前後関係クラスとして付与する 1文字づつY座標を調べ、行頭文字と行末文字を検出し、特別な行頭・行末クラスを付与する 約物クラス、約物の前後関係クラス、行頭・行末クラスへ、CSS側でfont-feature-settings: \u0026quot;halt\u0026quot; 1;が特定のコンテキストのときにだけ適用されるようにする。これにより、「閉じ括弧の直後にある開き括弧」や、「読点の直後の閉じ括弧」といった条件をでアキ量を減らせる CSSの影響により、行頭だった文字が前の行に追い込まれてしまう場合がある。このときはさらに追い出しクラスを付与し、強制的に次の行へ追いこまれた文字を押し返す そうすると1文字分近いアキが行末に残ってしまうので、そのアキをその行に含まれる文字の字間で均等に吸収する DOMを大量に生成したり、インラインCSSの記述をゴリゴリやっているため、パフォーマンスはあまりよくなさそう……。\n実装の詳細はライブデモも参照。\n参考サイト 今回はじめてjQueryプラグインを自作してnpmに公開してみた。やってみるとどちらも意外と簡単だった。なお、最近のjQueryプラグインはcommonJS対応していないとwebpackなどからrequireできない。せっかくなのでrequireできる仕様にした方が良いだろう。(ただし、依存しているblast.jsはcommonJS未対応……。)\n jQueryプラグインのCommonJSモジュール化からnpmに公開するまでの方法 | maesblog 初めてのnpm パッケージ公開 - Qiita また、npmのバージョン番号ルールとして採用されているセマンティック・バージョニングというものも始めて知った。一度公開すると二度とバージョン番号を下げてはいけない、ブレーキングチェンジがある場合はバグフィックス扱いでバージョンを上げてはいけないなど、ちゃんとしたルールがあるので読んでおきたい。\n セマンティック バージョニング 2.0.0 - Semantic Versioning ダウンロード \n NPM: jquery.yakumono GitHub: hokkey/jquery.yakumono: 日本語組版で役物のアキ量を調整するためのjQueryプラグイン ライセンス ソフトウェアのソースコードはMIT Licenseです 当サイト上の作品の紹介文・動画・画像はCC-BY-NC 4.0ライセンスです License This software is released under the MIT License. Descriptions and images about the work on this site are licensed under a Attribution-NonCommercial 4.0 International. 初出 2017年2月12日\n"
"RedmineのチケットとWikiの更新をChatWorkのルームへ自動で通知するプラグイン。同様のプラグインは過去にもいくつかあったものの、Redmine3.2で動作しなかったためSlack chat plugin for Redmineを改造して自作。はじめてRailsいじった。\n業務でガンガン利用しているので、当面はメンテを続けるはず……。\n日本語と英語に対応しています。\nダウンロード hokkey/redmine_chatwork: A Redmine plugin for ChatWork integration\nライセンス ソフトウェアのソースコードはMIT Licenseです 当サイト上の作品の紹介文・画像はCC-BY-NC 4.0ライセンスです License This software is released under the MIT License. Descriptions and images about the work on this site are licensed under a Attribution-NonCommercial 4.0 International. 初出 Redmineバージョン3.2で動くChatWorkプラグインを作ってみた! sciyoshi/redmine-slackをベースに改造して作ってます! #redmine hokkey/redmine_chatwork https://t.co/pumsme64DU\n\u0026mdash; hokkey (@y_hokkey) 2016年10月26日 "
"先日の出張で、フィリピンのセブ・シティにあるいいオフィス・セブ(iioffice CEBU)を視察した。5日間の滞在中、何日かを実際にワーキングスペースとして使ったり、現地開催のイベントを見学したりしたため、その時の感想や、利用する上で参考になりそうなことを記載する。\n いいオフィス・セブとは いいオフィスセブとは、東京・上野にあるコワーキングスペースいいオフィスの海外版であると共に、LIGのフィリピン支部としての役割を持ったオフィススペースだ。\n セブ島にコワーキング&シェアオフィスを作ります | セブ島日記 セブ島にみんなで参加できるコワーキングスペースを作りたくて、クラウドファンディングを始めました | セブ島日記 いいオフィスCEBUがついに完成しました!Just opened iioffice CEBU Yeah!!! | セブ島日記 設備・内装 まず、前提としてフィリピンは発展途上国であり、社会インフラが日本に比べてかなり弱い。また、文化的な違いからトイレなどの設備も大きく常識が異なっている。詳しくは前回のブログ記事を参照。\n ITエンジニアがフィリピン・セブ島に出張した感想 このような過酷な環境の中で、日本と同じくらい仕事に集中できて、内装が日本人好みで、Wi-Fiが高速で、日本語が普通に通じて、トイレも綺麗、虫も出ない……。そんな環境は、おそらくセブ・シティには中々見つからないだろう。慣れないフィリピンの環境に戸惑う中、いいオフィス・セブの中だけは日本と変わらない安心感で作業をできた。混沌とした東南アジアの街へ上野のいいオフィスが切り抜かれてきたかのようだ。\n上野のいいオフィスと同じ雰囲気 内装の雰囲気は、実際に行ってみるとよく似ている。写真だと分かり辛いが、本家のいいオフィスとも似た暗めの照度となっていて、ゆったりとした気分で作業ができる。\n写真:夜になると独特のムードがある\nキッチン いいオフィスの特長の1つは、利用者が自由に使える広々としたキッチンだ。これはいいオフィス・セブでもちゃんと用意されていて、調理道具も揃っている。\nただし、残念ながらフィリピンの水道水は飲むことができない。その代わりにウォーターサーバーが用意されていて、利用者は自由に飲めるようになっていた。\n写真:露天で手に入れたマンゴーを切るヤスタカ氏\nイベント開催にも対応 滞在中はCEBU.rbという、Ruby開発者向けのイベントが行われていた。\n上野のいいオフィスでも様々なイベントが開催されているが、いいオフィスセブではCEBU.htmlなど、IT、Web関係のイベント開催に力を入れているようだ。\n参加者は現地のフィリピン人エンジニアや日本人も参加しており、言葉は全て英語。初めて英語圏のITイベントを見学する経験が得られた。\n写真:deviseというRuby gemについて紹介する発表者\nトイレ フィリピンでは気になるトイレ。\nいいオフィス・セブのトイレは便座もついているし、日本人スタッフが管理しているのでとても清潔だった。ウォッシュレットは付いていないものの、今のところ紙を流しても問題ないとのことだった。\nWi-Fi速度 特に日本と遜色ないスピードでインターネットが使え、非常に快適だった。フィリピンのインターネット速度は全体的に遅いため、これは助かった。\n WiFi環境抜群!セブ島のコワーキングスペース【iioffice】 | YOLO その他の設備 これ以外にも、ホワイトボードのある大小2つのミーティングスペースや、仕切りで隣の人と区切られたブースも用意されている。\n立地・アクセス・付近の治安 いいオフィス・セブは、外資系のオフィスが軒をつらねるセブ・ビジネスパークからは少し離れたところにある。\n写真:ビジネス街のセブ・ビジネスパーク。ここにいいオフィス・セブは無い\nセブ・シティのCapitalと呼ばれている市庁舎の近くに、いいオフィス・セブはある。\n このあたりはアップタウンと呼ばれる地域で、危険度の高いダウンタウンと比べて治安の良い地域になっている。\nまた、ビルの一階には24時間ショットガンを持った守衛さんもいるので安心感はある。\n(ただ、夜になると現地人が大声ではしゃぐため、周りが騒がしくなることはった。基本的に害は無いのだが、付近のホテルに泊まった同僚からは苦情もあった)\nタクシー運転手への伝え方 フィリピンのタクシー運転手は行き先を伝えても知らないことが多い。いいオフィス・セブは最近できたばかりなので、直接住所を見せてもまず知らない。\n 住所: ARINDA V. PARAS BLDG, Don Gil Garcia St, Cebu City, Cebu, この時、すぐ隣にある\u0026rdquo;Shamrock\u0026ldquo;というお店に行きたいと伝えるのが良い。\n Could you take me to Shamrock near Capital?\n と言えば、ほとんどの場合分かってくれる。\nこのShamrockというお店は地元では有名らしい。しかし、いくつか店舗がある為、他のShamrockなのか聞かれることもある。その時は \u0026ldquo;in front of Capital\u0026rdquo; とか \u0026ldquo;near Seven-Eleven\u0026rdquo; と言えばまず間違いない。\nしかし、1度だけShamrockを知らない運転手もいた。念の為Capital付近の地図を印刷しておくと更に安心できる。\n 地図:中央がiioffice cebu。すぐ北にある大きな施設がCapital。東の方に車で15分ほど行くとビジネスパークがある\nShamrockはおみやげ屋としても優秀 Shamrockの店内には、丁度おみやげに丁度良いドライマンゴーのパックやおかしが売られている。空港で買うと全く同じ商品が数倍になっていたりするので、日本へのおみやげもここで揃えられるのが嬉しい。\n利用料金 iioffice CEBUのFacebookページへ、最新の価格が掲載されている。\n現時点では\n 1日利用300ペソ 月額利用4000ペソ という価格が設定されている。\n近くにある施設 いいオフィス・セブ自体には食事を提供するサービスはない。しかし、すぐ隣にコンビニや日本料理店があるため、お昼ごはんには困らなかった。\n徒歩15秒に日本料理店 Nagomi Restaurant -和み- いいオフィスのスタッフもよく利用しているらしい。\n徒歩30秒にセブンイレブン フィリピンのセブンイレブンは、日本で言うとミニストップのような業態となっていて、必ず店内に飲食スペースがある。(法令でそうなっているらしい……?)\n 肉饅的なものが25ペソ(約50円) サンドイッチが80ペソくらいだったような 雑なお弁当のようなものが100〜150ペソくらいだったような うろ覚えだが、日本基準で考えると食べ物は安い。味もまずまず。\n徒歩3分に日本料理店 Hotel Asia〈ホテルエイシア〉セブ島 日本の家庭料理と快適な環境 経営者が日本人のHotel Asiaというホテルがすぐ近くにあり、その中にも日本料理店がある。250ペソ〜くらいの、日本の定食屋とあまり違わない価格帯ではあるが、日本人の舌に合うおいしい料理を楽しむことができた。フリーWi-Fiもあり、そのスピードには定評がある。\n感想 慣れないフィリピンの環境で、日本と同じ安心感が得られるのはとてもありがたかった。もし近くまで留学や仕事で赴くことがあれば、ぜひ一度立ち寄ってみてほしいポイントだと思う。\n"
"つい先日、LIGがフィリピンのセブ・シティに立ち上げたコワーキングスペース「iioffice Cebu」へ出張に行った。\nこれまで、海外旅行といえば子どもの頃にハワイとグアムくらいしか行ったことがなかった。成人してから初めての渡航、それも発展途上国へということになる。\nセブ・シティはリゾート地ではない セブ島と言うとまずリゾート地のイメージを持つが、多くのリゾート施設は空港のあるマクタン島という場所に集中している。\n マクタン島はセブ・シティから車で30〜40分程度の位置にあり、現地の人にとっては田舎というイメージらしい。\nセブ・シティ自体は、リゾートというよりは普通の町だ。そして、一部の富裕層地区を除くとガチャガチャとした町並みに見える。\n治安は比較的良好で、特に外資系の企業やホテルが多く林立するビジネスパークや、アップタウンと呼ばれる地域は、昼であれば危険はほぼない。といってもそれは海外基準での意味であって、東京と比べるとはるかに犯罪の危険も高い。\n写真: セブビジネスパークの周辺\n宿泊先はAirbnbで予約 セブの滞在費は非常にリーズナブルで、安めのホテルであれば1泊2000円台で朝食付きの部屋に泊まることもできる。その上、ちょっと奮発して4000円〜1万円も出せば、ビジネスパークの近くにある高級コンドミニアムや、そこそこ立派なホテルにも宿泊できる。\n日本だとちょっと箱根や軽井沢に行けば1万円で済まないことも多い。安く泊まるにしても贅沢するにしてもコスパが良くて嬉しい。\n 自分の場合、フィリピンに行ったら必ず見かけるというゴキブリの存在がものすごく嫌だったので、最初からビルの上の方にある部屋、水まわりが綺麗そうな部屋を探したかった。\n フィリピンは日本で体験できないワールドが広がる害虫天国 : フィリピンと車いじり セブ島の語学学校に生息する虫まとめ Airbnbでセブ・シティを検索すると、ビジネスパークのコンドミニアムを貸し出しているホストが結構たくさんヒットする。ビジネスパークに住んでいる人は富裕層や投資目的の外国人が中心なので、日本でたとえると都心のタワーマンションみたいなものなのかもしれない。\n結局、Calyx Residenceという高級コンドミニアムの一室へ宿泊することにした。高級といっても1泊4000〜5000円程度なのがすごい。\n CR20N オープニングプロモ!最高の景色が楽しめるインフィニティープール!充実のジム!最高級コンド - 借りられるコンドミニアム - セブ市(リンク切れ) CALYX RESIDENCES | Cebu Business Park Condominium Tower Calyx Residenceの施設 Calyx Residenceは「カリクス・レジデンス」と発音するようだ。高級なだけあって設備やセキュリティは充実している。\n 24時間フロントに銃を持った警備員が待機 深夜のチェックインにも対応 頼めばタクシーも呼んでくれる ロビー階に共有のジム、屋上の28階に共有のSky LoungeとInfinite Pool付 a.m.6:00〜p.m.8:00まで自由に使用可能 ラウンジからはセブ・シティが一望できる アヤラモールまで送迎を呼べるらしい(使ってないので不明) キングサイズのベッド 無料Wi-Fi・食器・調理器具・コンロ・冷蔵庫・電子レンジ・テレビ付き 内装は流石に綺麗だ。Wi-Fiもまずまずの速度で繋がり、とても助かった。\nただし、細かい部分を見ると結構フィリピンクオリティなところもある。また、フィリピン全体の問題として、水まわりのインフラが弱いところは付きまとってくるようだ。\n 時間帯によって、なぜか洗面所に下水の匂いが漂う シャワーの圧が弱め 安いホテルだともっと酷いらしい なぜか洗面所だけ照明が暗い 目地など、細かい所の作りが粗い 懸念していた虫については、ごく小さな虫が飛んでいたこと以外は見かけることもなく、快適に過ごすことができた。(地上20階)\n驚くべきフィリピンのトイレ事情 空港や高級ホテル、日本人向けの施設などは別だが、フィリピンの一般的なトイレの使い方は、日本とかなり違っている。\n 下水が細く、紙が溶けにくいため、基本的に紙を流してはいけない 据付のゴミ箱に捨てる 便器の横にあるシャワーホースのような物は、手動ウォシュレットとして使うもの ものすごく水流が強いので、はねるのに注意する 便座のないトイレが普通 和式のように上にのってしゃがんで使うか、空中椅子で使う そこそこ大きいショッピングモールでもこれがデフォだったりする 日本人なら、これを聞くだけでフィリピンに行きたくなくなってしまうかもしれない。どうしても現地流のトイレが嫌であれば、滞在先についてはよく検討した方がよいだろう。\n(なお、いいオフィス・セブのトイレには便座が付いていて、今のところ紙を流してもOKなのでご安心を!)\n少し田舎の方に行くと手桶でおしりを洗ったり、手動で水を流すタイプのトイレも普通であるらしい。\n これで解決!フィリピン語学留学、女子トイレ攻略法 | 俺のセブ島留学 日本人が必ずぶちあたるフィリピンのトイレ問題を華麗に克服しよう | フィリピンで農業に生きる青年の日記 移動はタクシーで セブ・シティでの移動手段は、現地の人が使っているジプニーという乗合タクシーのようなものと、外装の白いタクシーが中心となる。ジプニーは外国人にとっては上級者向けの移動手段となるため、普通はタクシーへ頼ることになる。\nこのタクシーは、常に視界のどこかを走っているのが見えるほど、セブ・シティの至るところを大量に走りまわっている。掴まえるのは簡単だし、ホテルのフロントで呼んでもらえばすぐにやってくる。\n料金はメーター制で、初乗り40ペソ。空港から市内までが200〜300ペソ。ビジネスパークからいいオフィスのあるCapital付近まではせいぜい70〜80ペソといったところだ。まれに、空港などの遠方の場合は事前に値段を交渉してメーターを回さずに行くこともあった。\n※ちなみに、今のレートでは100ペソが210円程度の価値\nこのタクシーについても、いくつか注意することがある。\n 細かいおつりをドライバーが持っていないので、少額紙幣が必須 1000ペソ札などは嫌がられるので、コンビニやモールでお金を崩しておくと良い ドライバーによっては細かいおつりをくれないこともある 行き先を言っても知らないことがあるので、住所や地図を見せたり、付近のランドマークを指定する場合がある 当然ドアは自動では開かない たまにメーターをまわさない人がいるらしいので、その時はまわしてもらうよう指摘する ぼられたり、変なところにつれていかれる、ということは滞在中なかった。\nセブ・シティは道が悪く、交通マナーも適当だ。日本人が徒歩で移動するのは辛い(道の横断もままならない)。好む好まざるを問わず、滞在中はタクシーの使い方に慣れる必要がある。\n フィリピンの『タクシー料金』と『乗車の際の4つの注意点』 | フィルポータル 過密で混濁とした東南アジアの町並み セブ・シティの町並みは、日本の景観とは大きなギャップを感じるものだった。\n ものすごいボロ屋が普通に沢山ある かと言えば新築の綺麗なビルや外資系のお店も時々ある 異常に食べ物屋が多く、たくさんの人が道路脇の店でたむろしている 道路が車と人であふれかえっている 道は奪いあいで、クラクションの使用頻度が30秒に1回くらい 昼夜を問わず、何もせず道路脇にたたずんでいる人が多い 信号が少なく、そして一度赤になると異常に長い 舗装が雑で、いたるところに大きな窪みがある 日本の町も決して整然としてはいないので、どこか日本っぽく見えるところもなくはない。ただ、あらゆる物が適当で雑で過密、というのが大きく違う。\n最初の1日は道路を横断するタイミングが掴めなかったが、現地人のマネをして一緒に渡ろうとすると上手く道を渡れた。戸惑ったときは周りの現地人についていくと良いかもしれない。\n自分の身を守る 現地人のほとんどの人は質素な無地のTシャツ(なぜか白色は少ない)とズボンを履いて手ぶらで歩いているので、柄や線が入っているシャツやワイシャツ、腕時計、アクセサリーなど、少しでもファッション性のある洋服を着たり、鞄を持っているだけでも周囲から浮いてしまう。\n強盗やスリの危険を考えると、おしゃれな服を着たり、路上でスマートフォンやカメラを持ち出すのは、あまりやらない方がよさそうだ。\nまた、フィリピンではなぜか、何もしないでただ立っていたり、バイクを止めてたたずんでいるだけの現地人がたくさんいる。これが夜になると結構怖いのだ。\n意外と、ビジネスパークも端の方に行くと人通りが少なく、暗いところがある。Calyx Residenceの周りは正にそんな環境だった。**こういったところで道路脇へバイクにまたがったままたたずんでいる人を見ると、無害なのか、危険なのかが旅行者には分からない。**無理をせず、徒歩数分の距離でも夜はタクシーでの移動をした方が良いかもしれない。\n もっとも、慣れている人に聞くと、夜のマンゴーストリートなどへ撮影しに行っても大丈夫だった、という話も聞いた。海外の治安は場所を少し移動するだけでも違うので、自分の判断でどこが安全なのかを考えて行動するべきだろう。\n セブの治安情報をフィリピンで強盗に遭った僕がまとめました | フィルポータル 感想 初めて東南アジアの国に旅行をし、軽いカルチャーショックを受けた旅になった。\n日本も昔はフィリピンみたいな時代があったのかもしれないとか、日本人がフィリピンに行くと自動的に金持ちになってしまうところとか、初めてストリートチルドレンを見たりして、考えさせられることも多くあった。\nしかし、宿泊先さえ納得できる水準の場所を押さえておけば、意外と普通に過ごせるとも思う。どうせ移動はほとんどタクシーなのだ。\n"
"社内勉強会資料です。Vol.1では、Redmine以前の問題として、業務を文書ベースで整理することの必要性を説明し、できるだけ多くの人に納得してもらうことを目的とした内容になっています。\n なぜ組織にはドキュメンテーションが必要なのか 想定される反論 ドキュメンテーションを定着させるために何をすれば良いか ドキュメンテーションの定着によって可能になること Redmineのような便利なシステムを導入しても、実際にしっかりとチケットに情報を残してくれたり、Wikiを更新してくれる人は自然と限られてくるのではないでしょうか。\nこのスライドでは、できるだけ多くの人にドキュメンテーションを浸透させたいという想いのもと、誰にでも納得できるような内容でまとめています。\nスライド スライド(一部) "
"づや会 vol6 ~GCPの話~の登壇資料です。Google Container Engine (GKE)を使い、ローカル環境で作ったDockerコンテナを、Kubernatesでクラウド環境にデプロイするまでの手順や、つまづいた部分などを紹介します。\n※イメージ写真として足成で公開されている工藤隆蔵さんの作品を使用しています。\nスライド スライド(一部) "
" 3D typography - study of Quartz Composer from Yuma Hori on Vimeo.\nスクリーンショット ダウンロード hokkey/quartz-composer-works: Quartz Composer Works\nライセンス ソフトウェアのソースコードはMIT Licenseです 当サイト上の作品の紹介文・動画・画像はCC-BY-NC 4.0ライセンスです License This software is released under the MIT License. Descriptions and images about the work on this site are licensed under a Attribution-NonCommercial 4.0 International. 初出 QCにまたはまってきた。今はまだ静的なデータだけど、この前のテキストマイニングとか使えばもっと作品っぽくできるのでは…。もっと作ってみたい。 #quartzcomposer https://t.co/ax1TTWDkBV https://t.co/VyWjxna8tD\n\u0026mdash; hokkey (@y_hokkey) 2016年5月25日 コメント HYPER-REALITYという作品を目にし、3Dで動くUIっぽいタイポグラフィって恰好良いよな〜、という思いでとりあえず作ってみました。\n"
"TinyTextMinerとRによる、はじめてのデータマイニング づや会 vol5 ~機械学習の話~登壇時の資料です。LIGブログの記事を元にテキストマイニングしてみました。\nスライド LIGブログのいくつかのメンバーの記事を対象に、TinyTextMinerとR言語を使って頻出単語の無向ネットワーク分析グラフを作成しました。\nやっていることはほとんど「テキストマイニングツール TTM (TinyTextMiner) の理念と使い方」と同じ内容です。\nまた、スライド31ページ目の「意味のない単語は辞書を鍛えてフィルタリングする必要がありそう」という内容について、づや会参加者のScenesK様から以下のコメントをいただきました。\n テキストマイニング(ほりでーさん)に関して。以前、ニュース記事をベクトル化してコサイン類似度から類似記事を見つけるということをやったのですが、その際TF-IDF(https://ja.wikipedia.org/wiki/Tf-idf) という指標を用いました。このTF-IDFかIDFのみを使えば、あまり意味のない単語を自動で除外できるのではないかと思います。あと、word2vecというのを使って単語をベクトル化すると、単語同士の距離から似ている単語をまとめられるかもしれません。こちらはやったことないので推測です。以上、参考まで f^_^;\nhttp://lig.connpass.com/event/30420/\n 意味のない一般形な単語を自動でフィルタリングできる指標があるようですね。有益な情報をありがとうございます! (私にはまだ使いこなせなさそうですが……)\n参考リンク R言語: R: The R Project for Statistical Computing RStudio(R言語のIDE): RStudio – Open source and enterprise-ready professional software for R TTM: TTM: TinyTextMiner β version TTMのチュートリアル: テキストマイニングツール TTM (TinyTextMiner) の理念と使い方 Rサンプルコード CSVからネットワーク分析グラフを出力するコード ほとんど「テキストマイニングツール TTM (TinyTextMiner) の理念と使い方」と同じ内容です。\n# igraphパッケージをあらかじめインストールしておく library(igraph) # エクセルで保存したCSVファイルを想定したエンコーディングです sna \u0026lt;- read.csv(\u0026#34;target_ttm5.csv\u0026#34;, header=T, row.names=1, fileEncoding=\u0026#34;CP932\u0026#34;) sna \u0026lt;- as.matrix(sna[1:30,1:30]) diag(sna) \u0026lt;- 0 sna[sna\u0026gt;=1] \u0026lt;- 1 sna.g \u0026lt;- graph.adjacency(sna, mode=\u0026#34;undirected\u0026#34;) V(sna.g)$names \u0026lt;- rownames(sna) # グラフ描画 plot(sna.g, vertex.label=V(sna.g)$names, layout=layout.fruchterman.reingold) .Rprofile ~/.Rprofileとして保存してRStudioを再起動すると日本語グラフが文字化けしないで作れるようになります。\nsetHook(packageEvent(\u0026#34;grDevices\u0026#34;, \u0026#34;onLoad\u0026#34;),function(...) grDevices::pdf.options(family=\u0026#34;Japan1\u0026#34;)) setHook(packageEvent(\u0026#34;grDevices\u0026#34;, \u0026#34;onLoad\u0026#34;),function(...) grDevices::ps.options(family=\u0026#34;Japan1\u0026#34;)) setHook(packageEvent(\u0026#34;grDevices\u0026#34;, \u0026#34;onLoad\u0026#34;), function(...){ # 本当はセリフ書体が入るが、見た目の好みでサンセリフ体 grDevices::quartzFonts(serif=grDevices::quartzFont( c(\u0026#34;Hiragino Kaku Gothic Pro W6\u0026#34;, \u0026#34;Hiragino Kaku Gothic Pro W6\u0026#34;, \u0026#34;Hiragino Kaku Gothic Pro W6\u0026#34;, \u0026#34;Hiragino Kaku Gothic Pro W6\u0026#34;))) grDevices::quartzFonts(sans=grDevices::quartzFont( c(\u0026#34;Hiragino Kaku Gothic Pro W6\u0026#34;, \u0026#34;Hiragino Kaku Gothic Pro W6\u0026#34;, \u0026#34;Hiragino Kaku Gothic Pro W6\u0026#34;, \u0026#34;Hiragino Kaku Gothic Pro W6\u0026#34;))) } ) attach(NULL, name = \u0026#34;MacJapanEnv\u0026#34;) assign(\u0026#34;familyset_hook\u0026#34;, function() { if(names(dev.cur())==\u0026#34;quartz\u0026#34;) par(family=\u0026#34;serif\u0026#34;)}, pos=\u0026#34;MacJapanEnv\u0026#34;) setHook(\u0026#34;plot.new\u0026#34;, get(\u0026#34;familyset_hook\u0026#34;, pos=\u0026#34;MacJapanEnv\u0026#34;)) 文字化け問題で参考にしたサイト R - 事始め Rとウェブ解析:MACでグラフの日本語文字化けを防ぐ簡単な方法 不正なマルチバイト文字に七転八倒した。 - R七転八倒 png/jpgなどにplotする際に適切に日本語文字列を描画する - Qiita mac OS版 Rのplotで日本語表示をしてみた|刻苦勉励 - share my ideas and experiences - 須通り_統計_Rにおける作図時のフォント設定を極める コメント テーマが機械学習ということもあり、今までで一番ネタ探しが難しいづや会でした。ほんとうはDeepDreamをいじってみたかったのですが、Python(の依存管理)が難しすぎて断念。代わりに以前から興味のあったテキストマイニングに挑戦してみました。\nちなみに、たまたま最近読んだ社会学系の論文では、Twitterのテキストマイニングから仮説を検証していて驚きました。既に色々な分野で活用されている技術なのですね!\nスライド(一部) "
"WebサイトやSNSへのリンクの転載 当サイト(media-massage.net)内の全てのページの「タイトル」「URL」「本文の一部」は、自由に転載できます。\nその他の部分の二次利用について \n当サイトのオリジナルなテキスト・画像・動画・音声コンテンツは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。\n以下のルールを満たすことで、事前の承諾なく当サイトのコンテンツを元に新しい作品を作ったり、他の媒体へ転載できます。\n制限事項 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスで許可されている利用形態では、作者の許諾なく二次利用が可能です。\n許諾なく利用できる例には次のようなものがあります。\n 適切なクレジットを表記する 営利目的でないこと クレジット表記方法 以下をすべて満たした表記を、転載したコンテンツの近くに記載してください。\n 著者名の表記(「堀 祐磨」「Yuma Hori」のいずれか) 著作物のタイトル 転載元へのリンク(ハイパーリンクかURL全文のいずれか) ライセンスの適用範囲 当サイト「media-massage.net」内に存在するオリジナルなコンテンツ ライセンス適用範囲に含まないもの 以下の部分にこのライセンスは適用されません。\n ライセンスが通常とは異なることが、そのページ内で明記されている部分 他の著者の作品を転載している部分(転載されている作品の利用条件が適用されます) 当サイト内に表示されていても、その実体が外部のWebサービス上に存在する部分(そのサービスでの利用条件が適用されます) Amazonアフェリエイトによって表示される書籍の画像 YouTube、Vimeo、Twitterなど、外部サービスのコンテンツを動的に引用しているもの SlideShareやSpeakerdeckのスライド資料など 引用について 適切な引用に当たる場合は前述の条件に関わらず、当サイトのコンテンツを使用できます。\n 適切な引用元を表記すること 必然的かつ適切な文脈での引用であること "