先日の出張で、フィリピンのセブ・シティにあるいいオフィス・セブ(iioffice CEBU)を視察した。5日間の滞在中、何日かを実際にワーキングスペースとして使ったり、現地開催のイベントを見学したりしたため、その時の感想や、利用する上で参考になりそうなことを記載する。
いいオフィスセブとは、東京・上野にあるコワーキングスペースいいオフィスの海外版であると共に、LIGのフィリピン支部としての役割を持ったオフィススペースだ。
まず、前提としてフィリピンは発展途上国であり、社会インフラが日本に比べてかなり弱い。また、文化的な違いからトイレなどの設備も大きく常識が異なっている。詳しくは前回のブログ記事を参照。
このような過酷な環境の中で、日本と同じくらい仕事に集中できて、内装が日本人好みで、Wi-Fiが高速で、日本語が普通に通じて、トイレも綺麗、虫も出ない……。そんな環境は、おそらくセブ・シティには中々見つからないだろう。慣れないフィリピンの環境に戸惑う中、いいオフィス・セブの中だけは日本と変わらない安心感で作業をできた。混沌とした東南アジアの街へ上野のいいオフィスが切り抜かれてきたかのようだ。
内装の雰囲気は、実際に行ってみるとよく似ている。写真だと分かり辛いが、本家のいいオフィスとも似た暗めの照度となっていて、ゆったりとした気分で作業ができる。
写真:夜になると独特のムードがある
いいオフィスの特長の1つは、利用者が自由に使える広々としたキッチンだ。これはいいオフィス・セブでもちゃんと用意されていて、調理道具も揃っている。
ただし、残念ながらフィリピンの水道水は飲むことができない。その代わりにウォーターサーバーが用意されていて、利用者は自由に飲めるようになっていた。
写真:露天で手に入れたマンゴーを切るヤスタカ氏
滞在中はCEBU.rbという、Ruby開発者向けのイベントが行われていた。
上野のいいオフィスでも様々なイベントが開催されているが、いいオフィスセブではCEBU.htmlなど、IT、Web関係のイベント開催に力を入れているようだ。
参加者は現地のフィリピン人エンジニアや日本人も参加しており、言葉は全て英語。初めて英語圏のITイベントを見学する経験が得られた。
写真:deviseというRuby gemについて紹介する発表者
フィリピンでは気になるトイレ。
いいオフィス・セブのトイレは便座もついているし、日本人スタッフが管理しているのでとても清潔だった。ウォッシュレットは付いていないものの、今のところ紙を流しても問題ないとのことだった。
特に日本と遜色ないスピードでインターネットが使え、非常に快適だった。フィリピンのインターネット速度は全体的に遅いため、これは助かった。
これ以外にも、ホワイトボードのある大小2つのミーティングスペースや、仕切りで隣の人と区切られたブースも用意されている。
いいオフィス・セブは、外資系のオフィスが軒をつらねるセブ・ビジネスパークからは少し離れたところにある。
写真:ビジネス街のセブ・ビジネスパーク。ここにいいオフィス・セブは無い
セブ・シティのCapitalと呼ばれている市庁舎の近くに、いいオフィス・セブはある。
このあたりはアップタウンと呼ばれる地域で、危険度の高いダウンタウンと比べて治安の良い地域になっている。
また、ビルの一階には24時間ショットガンを持った守衛さんもいるので安心感はある。
(ただ、夜になると現地人が大声ではしゃぐため、周りが騒がしくなることはった。基本的に害は無いのだが、付近のホテルに泊まった同僚からは苦情もあった)
フィリピンのタクシー運転手は行き先を伝えても知らないことが多い。いいオフィス・セブは最近できたばかりなので、直接住所を見せてもまず知らない。
この時、すぐ隣にある"Shamrock“というお店に行きたいと伝えるのが良い。
Could you take me to Shamrock near Capital?
と言えば、ほとんどの場合分かってくれる。
このShamrockというお店は地元では有名らしい。しかし、いくつか店舗がある為、他のShamrockなのか聞かれることもある。その時は “in front of Capital” とか “near Seven-Eleven” と言えばまず間違いない。
しかし、1度だけShamrockを知らない運転手もいた。念の為Capital付近の地図を印刷しておくと更に安心できる。
地図:中央がiioffice cebu。すぐ北にある大きな施設がCapital。東の方に車で15分ほど行くとビジネスパークがある
Shamrockの店内には、丁度おみやげに丁度良いドライマンゴーのパックやおかしが売られている。空港で買うと全く同じ商品が数倍になっていたりするので、日本へのおみやげもここで揃えられるのが嬉しい。
iioffice CEBUのFacebookページへ、最新の価格が掲載されている。
現時点では
という価格が設定されている。
いいオフィス・セブ自体には食事を提供するサービスはない。しかし、すぐ隣にコンビニや日本料理店があるため、お昼ごはんには困らなかった。
いいオフィスのスタッフもよく利用しているらしい。
フィリピンのセブンイレブンは、日本で言うとミニストップのような業態となっていて、必ず店内に飲食スペースがある。(法令でそうなっているらしい……?)
うろ覚えだが、日本基準で考えると食べ物は安い。味もまずまず。
経営者が日本人のHotel Asiaというホテルがすぐ近くにあり、その中にも日本料理店がある。250ペソ〜くらいの、日本の定食屋とあまり違わない価格帯ではあるが、日本人の舌に合うおいしい料理を楽しむことができた。フリーWi-Fiもあり、そのスピードには定評がある。
慣れないフィリピンの環境で、日本と同じ安心感が得られるのはとてもありがたかった。もし近くまで留学や仕事で赴くことがあれば、ぜひ一度立ち寄ってみてほしいポイントだと思う。
※投稿内容は私個人の意見であり、所属企業・部門見解を代表するものではありません。