プログラムならではの表現を模索するため、ランダムに自動生成されるモーションタイポグラフィーを制作しました。AppleのQuartzComposerを使用した3Dアニメーションで、Mac OS Xのスクリーンセーバーとしてそのまま使用できます。
※BGMは動画のためのもので、作品には含まれません。
東京メトロ銀座駅・日比谷駅・有楽町駅・東銀座駅は1つの地下空間として繋がっていて、そこには番号の振られた出口があわせて44存在します。(2012年当時)
駅構内には鮮かな黄色の出口案内が無数に掲示され、その矢印記号の向きと、アルファベットと数字の記号の組み合せはかなりの種類に及びます。Metro Exitsは、この出口サインの組み合わせの多用さと、タイポグラフィとしての美しさに着目した作品です。
この作品では、9方向の矢印記号と44種類の出口記号が、ランダムな組み合わせで無限に生成されては、通路の奥から手前へ消えていきます。ときおり、通路の下を6つの「G」マークが通過していくのは、編成の地下鉄銀座線を表現しています。
hokkey/quartz-composer-works: Quartz Composer Works
ダウンロードしたqtzファイルを~/Library/Screen savers
内に配置すると、Macのスクリーンセーバーとして選択できるようになります。
2013年12月18日
空港や鉄道の公共サインシステムが大好きです。以前よく利用していた地下鉄の日比谷駅はとても出口の数が多く、アルファベットや数字のパターンがとても沢山あります。
丁度プログラミング独自の表現をやってみたいと思ってたため、サインシステムのタイポグラフィにランダム性を取り入れたら面白いんじゃないか、と思ってこれを作ってみました。
実際のタイポグラフィでは「Frutiger(フルティガー)」が使用されていますが、この作品では便宜上「Neue Helvetica(ノイエ・ヘルベチカ)」を使用しています。
※投稿内容は私個人の意見であり、所属企業・部門見解を代表するものではありません。